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秋の交通安全運動~事故の増える季節です~

こんにちは!千葉・東京で軽貨物ドライバーを募集しているエアフォルクグループのホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます!

 
 
ようやく秋が顔をのぞかせるようになったこの頃ですが、ころころ変わる天候と容赦ない寒暖差に加え、相変わらず配慮しなければいけないコロナ感染予防対策に夏の疲れといろいろと重なり、体調も崩しやすい時期ですね。

健康管理に加えこの時期特に気をつけたいのが交通事故です。
9月から年末にかけては毎年交通死亡事故が増える時期であるということから恒例の全国交通安全運動も実施される予定になっています。

【2021年 秋の全国交通安全運動】
  実施期間:9月21日㈫~9月30日㈭     交通事故死ゼロを目指す日:9月30日㈭
  重点項目(1)子供と高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保
      (2)夕暮れ時と夜間の事故の防止と歩行者等の保護など安全運転意識の向上
      (3)自転車の安全確保と交通ルール遵守の徹底
      (4)飲酒運転等の悪質・危険な運転の根絶

「9月から交通死亡事故が増える」といわれるのにはそれを裏付けるデータがあります。
2011年~2020年の10年間、1月~8月と9月~12月の月平均死者数を比較すると9月~12月は8月までの数字の1.6倍にもなっていて、死者数は毎年減少しているにもかかわらず、この比率は年ごとに大きな差はなく変わっていません。

今年は全国7月末までの平均で見ると、毎日どこかで804件の人身事故が起き、950人が負傷、6.7人が亡くなっていることになります。
8月末までで死亡事故の多い地域では、特に交通取り締まりが厳しくなる可能性があると予想されます。

では、今回の交通安全運動にあたり、注意すべき点を確認しておきましょう。

◎9月は月初と月末の日没時間の差が年間で最も大きい月です。日没時刻の30分前にライトをつけることが推奨されています。また歩行者は車に自分を見つけてもらいやすくするため反射材を利用しましょう。薄暮時間(日没前後1時間)は自動車と歩行者の衝突事故が最も多く発生する時間帯です。発生件数は比較すると夜間の2倍・昼間の4倍にもなっています。それはこの時間帯が、視界が悪くなる・まぶしいなどで歩行者を見落としやすくなることや距離感がつかみづらくなること、サラリーマンや学生の帰宅時間と重なること、渋滞が発生すること、仕事上疲れていたり忙しい時間であることなどさまざまな要因が重なるからだと言われています。

◎5年以上連続して歩行者妨害(歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止違反)は取り締まりが強化されています。昨年の検挙数は約29万件で、前年より約6万件増加しています。

◎可搬式オービス(移動可能な自動速度取り締まり機)は2021年8月現在で46都道府県で運用されていて、生活道路や通学路・堤防道路などでの取り締まりも増えています。これまで速度違反は概ね20㎞/h超過で摘発されることが多かったのですが、昨年の総摘発件数約116万2千件のうち20㎞/h未満の超過での摘発も約35万7千件ほどあり、最近は15㎞/h超過での摘発が増えているようです。

◎先日延長が決定され、現在まだ多くの都道府県で緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が出されている関係で、その都道府県の各小中学校や高校では分散登校などの対策をとっているところも多々あり、通常であればいない時間にも子供たちが登下校をしていることもあります。通学路ではいつも以上に注意が必要です。

 
この時期特有といえば上記にも挙げたとおり急激に日が短くなってくるということです。時間だけでなく天候の影響で早く薄暗くなることもあります。少しでも見づらいなと感じる明るさならまだ昼間であってもライトをつけましょう。また夜間の運転ではいかに早く歩行者等を見つけられるかが重要なポイントです。暗く対向車のない道ではハイビームを上手く利用して事故防止に努めましょう。

 
 
合わせて特に当グループ配送ドライバーさんが活躍する各県の交通状況も確認しておきたいと思います。

 
【東京都】
〇全国の重点項目に加え東京都独自の地域重点として「二輪車の交通事故防止」をかかげています。コロナ禍の影響で二輪車で通勤・通学する人が増えたことが要因とみられ、昨年は原付を含む二輪車の交通事故死者数が40人で前年よりも12人も多くなっていて死者全体の4割を占めています。
〇昨年の年間死者数は53年ぶりの全国ワースト1位、今年も8月末までの統計で死者数は全国ワースト2位となっています。
〇東京都の歩行者のいる信号機のない横断歩道での停止率は6.6%で全国ワースト2位です。
〇死亡事故の特徴⇒ 年齢別最多・・・65歳以上の高齢者 状態別最多・・・歩行中
          時間帯別最多・・・18時~20時   事故類別最多・・・車両単独事故

 
【千葉県】
〇9月19日㈰まで速度違反・飲酒運転の公開取り締まりを実施中です。
〇千葉県は年間とおして横断歩道上における歩行者等の保護を強化するための活動『ゼブラ・ストップ』を実施しています。
〇2021年上半期、千葉県では飲酒運転関連の摘発数が酒気帯び505件・酒酔い86件(平均1日3.2件の摘発)と昨年同時期と比べ83件も多くなっており(+16.5%)、千葉県警は取り締まりを強化するとのことです。昨年の飲酒運転検挙は1,039件(1日あたり約2.8件)で5年前の約1.6倍にもなっており増加傾向です。過去10年間の飲酒運転による死亡事故数は平均で全国ワースト4位、このうち全国ワースト1位だったことが4回で非常に飲酒運転による事故の多い県であることがわかります。
〇千葉県の2020年の年間交通事故死者数は128人、前年より44人も減らし前年の全国ワースト1位を返上して5位でした。減少数は全国トップで、まだまだ多くの人が亡くなってはいますが、大幅に減らすことには成功していることになります。
〇昨年の交通事故による死者が特に多かった市町村は市原市・千葉市・松戸市でした。そのほかの事故の特徴は他県と同じように高齢者と歩行中の事故が最も多くなっていますが、飲酒運転においては30~50代の人が多く、飲酒後1時間以内の事故が約4割で、同乗者や車両・酒類提供者の検挙もあります。

 
【神奈川県】
〇神奈川県の昨年の死亡事故件数は全国ワースト3位です。また歩行者のいる信号機のない横断歩道での停止率は23.4%です。
〇2021年5月18日横浜市金沢区で小学2年生の男の子が信号機のない横断歩道を渡っている最中にワゴン車に轢かれ亡くなるという痛ましい事故がありました。
〇神奈川県も全国の重点項目の他に独自の重点項目として「二輪車の事故防止」をあげています。具体的には、運転者にはヘルメット・エアバッグジャケット・プロテクターなどの正しい着用と夜間は反射材も使用するようすすめ、交差点での対向右折車に注意することやカーブや下り坂では転倒しやすいので急ハンドル・急ブレーキをかけない運転を心がけること、四輪車の運転者にも二輪車の特性に配慮した運転をするよう呼び掛けています。

 
【埼玉県】
〇交通事故の歩行者が占める割合が高いため、「横断歩道における歩行者優先の徹底」を県独自の重点項目としてあげています。〇人身事故数・負傷者数・死亡事故件数どれにおいても毎年全国ワーストトップ10入りしているとても交通事故の多い県です。
〇9月24日㈮⇒歩行者保護の日・飲酒運転根絶の日  9月30日㈭⇒自転車の交通事故防止の日
〇県下一斉公開取り締まりが以下のとおり予定されています。
9月21日㈫・・・(昼)通学路での取り締まり (夜)速度違反
9月24日㈮・・・(昼)歩行者妨害  (夜)飲酒運転
9月28日㈫・・・(昼)通学路での取り締まり (夜)速度違反
9月30日㈭・・・(昼)自転車の違反&交差点関連違反 (夜)速度違反
〇昨年のデータによると9月中における人身事故は14時~20時までが全体の4割を占める多発時間帯となっています。また交差点とその付近を含む交通死亡事故が全体の6割となっています。

 
【茨城県】
〇茨城県は年間重点スローガンをかかげており、それによると「高齢者の事故防止」と「飲酒運転根絶」に力を入れています。
〇9月20日㈪は高齢者の交通事故防止に向けた県内一斉強調日です。
〇交通死亡事故の特徴(2021年8月末現在)
多発地域⇒神栖市、常陸太田市、つくば市、古河市
第一当事者の違反⇒脇見漫然ついで悪質違反(速度超過・右側通行・信号無視・酒酔いなど)が多い
時間帯⇒昼間のほうが事故が多い
自己類型⇒人対車両ついで車両相互の事故が多い
交通事故死者の年齢と第一当事者の年齢ともに高齢者がもっとも多い

 
 
各県の交通事故に関わる特徴もつかめたでしょうか?
昭和29年から始まっているこの交通安全運動ですが、その活動の成果は確かに積み重ねられていて、昨年は交通安全運動期間中の交通事故死亡者数が87人と運動開始以降もっとも少ないという結果に結び付いています。
人間のミスは必ずどこかででるものですから、交通事故をゼロにすることはできないのかもしれませんが、ルールを守らない悪質な行動による事故は減らし無くせるはずです。そのためにも日々業務で車と交通ルールと向き合う私たちがまず率先して安全運転を心がけ都度気を引き締めていきましょう!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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