軽貨物ドライバーの職業病撃退!プロが実践する腰痛・肩こり予防ストレッチ
長時間運転と荷物の積み降ろしが重なる軽貨物ドライバーは、腰痛・肩こりが“職業病”になりがちです。しかし「1 回 30 秒×数セット」の簡単ストレッチと正しい姿勢・荷役フォームを組み合わせれば、発症リスクをしっかり下げられます。以下ではプロが実践している予防プログラムをまとめました。
1. 腰痛・肩こりが起きる主な原因
- 長時間座位:血流低下と椎間板への圧迫が続き、腰に負担。
- 車体振動・路面衝撃:微細なダメージが蓄積して痛みを誘発。
- 前傾姿勢・猫背:肩甲骨が外に開き、僧帽筋などが緊張。
- 不適切な荷物の持ち上げ:腰を丸めたままのリフティングは圧縮力が倍増。
2. ストレッチ前の基本ルール
- 休憩は2時間ごと:サービスエリアやコンビニで一度リセット。
- 反動をつけず “じんわり 20〜30 秒”:ゆっくり伸ばす。
- 痛みが出たら中止:鋭い痛みがある場合は専門家に相談。
3.腰痛撃退!3分ストレッチ(各 30 秒×左右)
- ヒップフレクサー
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- やり方:片膝立ちで骨盤を前へスライド
- 主に伸ばす筋肉:腸腰筋・大腿直筋
- タイミング:荷降ろし直後
- シーテッド・ツイスト
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- やり方:シートに浅く座り体を左右にひねる
- 主に伸ばす筋肉:腰方形筋・外腹斜筋
- タイミング:信号待ち
- キャット&カウ
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- やり方:四つん這いで背骨を丸め → 反らす
- 主に伸ばす筋肉:脊柱起立筋・多裂筋
- タイミング:休憩所で
4. 肩こり解消!上半身ストレッチ(各 30 秒×3回)
肩シュラッグ
両肩を耳に近づけ3秒キープ → 力を抜いてストン。
チェストオープナー
両手を背後で組み、胸を開きながら肩甲骨を寄せる。
サイドネックストレッチ
右手で左側頭部を軽く引き、首筋を伸ばす(左右交互)。
5.1日のモデルスケジュール
出発前
ヒップフレクサー/チェストオープナー
約2分
午前休憩
シーテッド・ツイスト/肩シュラッグ
約2分
昼食後
キャット&カウ
約1分
午後休憩
サイドネックストレッチ
約1分
荷降ろし後
ヒップフレクサー
約1分
帰庫後
全種目リカバリー
約5分
6. プラス α — 姿勢と車内環境の改善ポイント
- シートポジション:膝が股関節よりわずかに低くなる高さに調整し、骨盤の後傾を防止。
- 腰部サポートクッション:腰椎の前弯を維持し、椎間板圧を軽減。
- 荷役フォーム:荷物に近づき、膝を曲げて持ち上げる。背中はまっすぐキープ。
7. まとめ
腰痛・肩こりは“職業病”であっても、「短時間ストレッチ+正しい荷役姿勢+シート環境の見直し」で確実にリスクを減らせます。まずは 1日合計5分 から始め、痛み知らずのドライバーライフを手に入れましょう!
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。強い痛みや既往歴がある場合は、必ず医師や理学療法士にご相談ください。