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「荷姿」とは?「梱包」とは?

こんにちは!千葉・東京で軽貨物ドライバーを募集しているエアフォルクグループのホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます!
 
 
 
物流業界にも多くの用語がありますが、今回はその中でも荷主も配送ドライバーもよく耳にすることのある『荷姿』『梱包』についてどういったもののことを言い、どんな種類があるのか確認しておきたいと思います。
 
 
まず『荷姿(にすがた)』ですが、これは「輸送時における荷物の外観の状態のこと」で、厳密にいえば輸送される荷物は梱包されているものとされていないものに大きく分けられるのですが、実際は梱包されている場合がほとんどのため、荷姿とはほぼ「梱包の状態」を意味する言葉であると考えてしまって差し支えありません。何に入っているのか、どのように荷台に積まれているかなどを表すための言葉です。英語では「package」と言います。
 
 
荷姿に使われる素材には下記のようなものがあり、それぞれ特徴があります。
【紙・段ボール】
・軽量で扱いやすい ・リサイクル可能で環境に良い
・強度が低く、湿気のある場所や積み上げられる荷物には適さない
【木材】
・環境に優しく衝撃に強い ・加工がしやすい 
・木材の輸出入には規制がかけられている
【金属】
・強度と耐久性に優れている ・耐水性や防湿性がある
・重量があるため輸送コストが高くなりやすい
それぞれに長所と短所があるので、荷物の内容や運び方に合わせて荷姿の素材を変えることが、効率的な輸送のポイントとなっています。
 
 
またどのような素材でどのような形状なのか、荷姿の種類にも様々なものがあります。
 
〇カートン
カートンは、段ボールでできた箱のことで、段ボール製のため軽量で安価、かつ扱いやすいという特徴があります。梱包素材のなかでは最もよく使われている種類であり、特別な素材の梱包材を用いる必要がない場合は、主にカートンを使用します。
 
〇ケース
ケースは、木材や金属の板を張り合わせて作られた箱で、密閉されているため保護性能の他、防水や防犯・耐衝撃などの効果も高いです。段ボールに比べ重たい素材が使われている分扱いやすさやコスト面では劣りますが、重い製品・傷つきやすい製品・精密機械などの衝撃に弱い貨物に適しています。
 
〇クレート
クレートは、表面に透かしがある木材や金属の板でできた箱で、通気性が高い上、コストを抑えられるというメリットがあります。中身が透けて見えるため、箱を開けなくても中の荷物を確認することができるのもポイントです。透けて見えるぶん中に入れる荷物には見極めが必要となるほか、隙間が多く防水性に難がある点には注意しなければいけません。
 
〇パレット
パレットは、荷物を一つにまとめられる棚(木製やスチール、プラスチック製などがある)で、フォークリフトを使用することで移動や積み重ねがしやすく、また、荷崩れがしにくいので、大きさや形の異なる荷物を載せることにも優れているのが特徴です。載せる荷物には透明のフィルムがかけられることが多いため、外から荷物の状態を確認できるのも利点の一つと言ってよいでしょう。
 
〇バリア
バリアは、フィルムやアルミニウム箔などでできたバリア材で製品が覆われている形状のことです。バリア材は防水性が高く、湿気を通しにくいことから、サビを防ぐ目的で主に金属製品の輸送に採用されます。また、荷物の大きさや形に左右されないので、精密機械や医療機器などにも使われています。
 
〇スキッド
スキッドとは、荷台に荷物を載せてバンドやフィルムなどで直接固定されている状態のものです。重量物の運搬が便利になるほか、梱包にかかる材料費を減らせるという利点があります。ただし、梱包材料費を減らせる反面、上部や左右の保護ができないため、荷物の上積みは難しい点には注意です。主に大きな荷物を少数輸送する際に採用されています。
 
〇バンドル
バンドルは、丈夫な素材で作られたバンドル(荷物を束ねたり、何かに固定したりするためのもの。様々な素材・形がある)で荷物が固定されている状態のものです。ケース(密閉箱)などと比べると低コストで梱包できるため、輸送費用を抑えたいときに採用されます。輸送時は荷物が壁やほかの荷物と接触する可能性があるため、少しくらいの衝撃を受けても問題のない頑丈なものが対象になります。
 
 
 
一方『梱包』は、「段ボールや発泡スチロールなどの緩衝材を使用して商品を包むこと、または商品を包んだ状態のこと」で、英語では「stowage」と表現し、「輸送包装」や「荷造り」とも呼ばれます。よく似ている言葉の『包装』とは包むという点では同じと言えますが、『梱包』が商品の保護や輸送を前提としており商品を衝撃や雨や埃といった外部要因から守るのが目的であるのに対して、『包装』は商品の保護というよりは、魅力的なパッケージにすることで見栄えや情報伝達・ブランド価値の向上など消費者の関心を引きつけることが主な目的であり、それぞれ別々に定義されています。
 
 
梱包した結果の形状が荷姿であるので、荷姿の種類とにかよっていますが、梱包視点の種類は以下のようになっています。
 
◇段ボール梱包
商品の形状に合わせた段ボール箱を使用して商品を包む方法で、軽量で汎用性が高いのが特徴です。
◇木枠梱包
木枠を組んで商品をその内部に固定します。頑丈で破損しにくい梱包方法です。
◇スチール梱包
鋼鉄製のフレームに商品を固定するため、大型の商品や重量物の輸送に適している梱包方法です。
◇真空梱包
商品を真空状態にして空気から遮断することで鮮度を保つ方法で、主に食品などに使用されています。
◇バンドル梱包
一定数量の商品をバンドルで束ねて梱包する方法です。主に小売業などで用いられます。
◇パレット梱包
パレット上に商品を配置・まとめる方法です。一括で運ぶことができるので効率的な積み荷が可能です。
◇スキッド梱包
パレットとは異なる構造の資材を用いた梱包方法で、こちらはより大型・重量物の輸送に適しています。
 
 
 
『梱包』とそれによって決まるとも言える『荷姿』は、商品の保護と安全な輸送のために欠かせないものです。
上記のように様々な梱包方法や素材がある中から最適なものを選ぶためには、まず商品の特性に合わせる必要があります。例えば、衝撃に弱いものであればケースなどの衝撃に強い梱包、湿気に弱いものであればバリアやクレートなどの通気性がある方法を選択するという形です。荷物の性質に合わない梱包方法で輸送してしまった場合、荷物が壊れる、品質が低下する、不備が生じるなどのリスクがあります。
輸送の手段や条件に合っているかも考えなければなりません。海運は積載量が多くなりやすいため、パレット梱包などを行い輸送効率の向上を図る必要があります。空運では荷物の量や大きさに制限があることから、カートンやクレートなどの軽くてコンパクトな荷姿を利用するのが適切です。
またもう一つ、輸送コストも考慮して選択できればなお良いでしょう。過剰な梱包を行うことで、梱包物の廃棄コストが多くなったり、過重包装による容量オーバーが起こったりする可能性もあり、結果として輸送コストがかさんでしまいます。小口出荷を減らせば、受け取るお客様の負担を低減させることも可能ですので、こちらも大事な要素となります。
 
 
軽貨物運送業で扱うのは比較的軽量で量も数百キロgまでの荷物となっているため、カートンやケースといったものがほとんどで、目にすることもないものも多いですが、その荷姿からどのような荷物でどう運ばれるのかがわかるほど、いろいろな種類の工夫をこらした梱包方法や運び方があるのだということがよくわかります。
もし、段ボールではない梱包による荷物があったら、なぜこのような荷姿となっているのかを理解を深めるために考えてみるのも良いかもしれませんね。

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