宅配ボックスのトラブルを防ぐために
こんにちは!千葉・東京で軽貨物ドライバーを募集しているエアフォルクグループのホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます!
お客様が不在でも荷物を預けることができる宅配ボックス。
大きなマンションはもちろん最近では小規模のアパートにも設置は拡がっています。一戸建ての家を買う人・建てる人も宅配ボックスの設置を検討したり、マンション・アパート選びには「宅配ボックス有り」を重要な条件とする程、需要の高まりを見せています。
配送ドライバーにとってはお客様不在でも配達完了することができますし、忙しいお客様にとっても荷物が届くことによる在宅やその対応を気にしなくてもよく、在宅時間が読めない場合やテレワークで仕事をしている場合もとても便利です。さらに置き配のリスクの一つである盗難や紛失も防いでくれる宅配ボックスですが、いいかげんに活用すれば誤配や紛失などのトラブルやクレームにも繋がってしまいます。配送ドライバーとして宅配ボックスを利用する時、気をつけなければいけないこととはどんなことなのか確認しておきましょう。
ではまずどんなことがトラブルに繋がるのでしょうか?
〇どんな荷物も預けてよいわけではない
次のものは特に注意しましょう。
「生モノ」・・当然ですが宅配ボックスには保冷機能がありません。よって冷蔵・冷凍
のお荷物は預けることはできません。又、野菜や果物といった生鮮品も
長期間おいておくと傷んでしまう可能性があるものなので預けるのは避
けた方が良いでしょう。
「貴重品」・・施錠されているとはいえ宅配ボックスも盗難のリスクはゼロではありま
せん。高価なものや貴重品は預けないほうが無難です。
「重量物」・・お客様一人一人のニーズは違うといえど、重い物を店頭ではなく宅配で
注文しているということは『運んでもらいたい』というニーズのもと依
頼されているお客様も必ずいるはずです。そういったニーズを汲んで配
達することも配送のプロとして求められています。
これらは宅配ボックスに預けてしまった場合、無事お客様の手にお荷物が渡ったとしても『荷物を大切に扱っていない』『客側の気持ちを理解していない』とクレームとなってお叱りを受けたりする可能性があり、そういった点でリスクが高いものです。持ち戻りをするか、判断に迷う時はお客様や荷主様に確認して指示を仰ぐようにしましょう。
〇意外とある人為的ミスや悪用
・多種ある宅配ボックスはその機種ごと操作手順は異なります。操作手順の勘違いなどによって正しく施錠されなかったり、部屋番号の設定時に数字を一つでも間違えたり、取り出し時開錠するための暗証番号の設定時にその番号がちゃんと入力されてなかったらお客様に荷物は届きません。例えば、タッチパネルやテンキーの感度が良すぎたり悪かったり、入力した数字が確認できないこともあります。すると配送ドライバーが入力したはずの番号とは違うものになってしまっていることもあり得ます。画面はよくみて慎重に操作することが必要です。
・宅配ボックスに荷物を預けた時、宅配ボックスに預けた旨を記入したご不在連絡票をポストに投函します。ここで注意したいのが、特にマンションやアパートなどの集合住宅の宅配ボックスにおいて部屋番号・お客様の名前・預けたボックスの番号・暗証番号の書き間違いです。しっかり確実に記入するようにしましょう。
・また最後にそのご不在連絡票をポストに投函する時も気が抜けません。というのも、隣や上下の部屋のポストに間違って投函してしまうというケースが実は意外と多いからです。並んだポストや集合住宅ごとのポストの形状や部屋番号表示の違いから気づかずに間違って投函してしまうことはありうることです。投函の際も照合・確認を怠らないようにしましょう。
・ご不在連絡票を正しく記入し投函したとしても、良からぬことを考える人によって悪用されることがあります。ポストの手前に入れたご不在連絡票はポストの窓からでも覗いたり取り出したりすることができてしまう場合がある為注意しなければなりません。暗証番号などを盗み見て荷物を持ち出すなんてこともないことではありません。配送ドライバーが悪いわけではありませんが、お客様に迷惑をかけてしまうことには変わりありませんし、お客様はじめマンションを管理している会社や警察などとのやりとりに時間を割かねばならなくなるので、スキを与えるような行動は禁物です。
こういったトラブルにならない為の対策をしましょう。
◎声だし・指差し確認を徹底すること
入力・記入間違いや入れ間違いを防ぐために必要なのは何重にも確認をすることです。
部屋番号・暗証番号の設定、ご不在連絡票の記入・投函など各タイミングで少なくとも3回は荷札と照合しましょう。また見て確認するだけでなく、声に出して指を差してというような主体的な動作で漫然とした作業にならないようにすることがポイントです。そうすることで多くのミスは回避することができるはずです。
◎写真による記録を残す
何かあった時のため、可能であればボックス番号・暗証番号・箱の形・荷札までいれて写真を撮っておくと安心です。手間ではありますが、自分の身を守り、解決の糸口に繋がることもあるので思った以上に重要です。
◎ご不在連絡票を裏面で奥のほうに投函することを習慣づける
上記のとおりいいかげんに投函すればそれを悪用されることも考えられます。記載内容が見えないようにかつ手の届かない奥の方へ投函するのがベストですし、そういった配慮は必要です。そういったクセをつけて自然とそうできるようにできると良いですね。
◎宅配ボックスの小窓から荷札が見えることがないように気をつける
小窓がついていて中がのぞけるようになっている宅配ボックスもあり、このようなタイプの場合、のぞいて荷札が見えてしまうと荷物がなんであるか知られてしまったり、荷札の情報から暗証番号が推測されて開けられてしまうようなこともあるかもしれないので、荷札が見えないように置くことも盗難防止になります。(ただし逆さにしてはいけない荷物を逆さにするなど荷物に負荷がかかる置き方はしないこと)
このように宅配ボックスも入れたら安心ではなく、安全にお客様の手に取って頂くためには様々な注意点があることがおわかり頂けたかと思います。思いもよらないトラブルもあるので何事も小さくてもリスクはつきものです。その僅かなリスクの可能性も理解して配慮できるのがプロの運送業というものではないでしょうか。
繁忙期の只中、時間に追われている中ですが、だからこそおろそかになることがないように充分注意していきましょう。
置き配は宅配ボックスを利用するのと比べるとずっとリスクの高い配送方法です。配送ドライバーの工夫や配慮が試されているのはもちろんですが、そこではより安全に確実にお渡しするためのお客様と配送ドライバーとのコミュニケーションの必要性も指摘されています。宅配ボックスも完全ではない以上、連絡のとれるアプリやプラットフォームをうまく利用してそのコミュニケーションをとることが安全性を高めることにも繋がるのではないでしょうか。
エアフォルクグループはさらなる品質の向上を目標にこの繁忙期にあってもお客様や荷主様のご希望に沿った配送を第一に心がけています。皆様の笑顔を糧に今日も走ります!
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