依存する危険・1つしか手段を持たないリスク
こんにちは!千葉・東京で軽貨物ドライバーを募集しているエアフォルクグループのホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます!
これまでにも通信障害は他の携帯会社や銀行のATMなどといったところで起きてはきましたが、先日のKDDIの通信障害は全面復旧までに日数を要したこともあり「史上最大規模の通信障害」として話題になりました。携帯電話だけでなく地域の気象観測システムや物流・医療など、幅広い業界に影響を及ぼし、影響を受けた回線は最大で3915万にものぼりました。
スマホが繋がらないため公衆電話を探したけども、その数も少なく、そもそもかけ方が分からなくてワタワタしてしまった人が多かったようだとの話もニュースになっていて、携帯電話がなかったころも知っている世代の人は「そんな時代なのか」と実感した人もいるのではないでしょうか。
物流においては今回もかなり大きな影響がありました。最近は私たちのような軽貨物運送業は特に再配達や配達先・置き場所変更の指示を受けるのも、荷物の持ち出しや配達完了などの状況を入力して報告するにも端末やスマホが不可欠です。今回のような通信障害でお客様・ドライバー・会社の間の伝達手段を失うことは今の運送の仕事においては大きな問題になります。
ウーバーイーツなどのフードデリバリーはさらにスマホに依存しています。その為今回の件では配達先が途中でわからなくなったり、そもそもオーダーが受注できず、自分の収入にも直結する被害となってしまいました。
マッチングアプリによる仕事はほぼ影響を受けたことでしょう。
ネットを使ったリアルタイムな投資をされている人はチャンス喪失という痛手を被ったかもしれません。
医療では緊急手術もできる大きな病院で経過観察が必要な患者さんの入院の受け入れを、通信障害によるシステムダウンやドクターと連絡が取れないことを理由に次々と断られるという事例があったとのことで、このように生命の危機にさらされた人も多くいたと推測されます。
インターネットなしでは仕事も生活もままならない現代人の危うさを露呈した形になったのではないでょうか。
身近に潜む非常に恐ろしい生活障害です。
しかも携帯各社の現状として、料金値下げの影響で通信事業収入が毎年数百億円単位で下がっているため、今後保守管理コストが削られていく可能性があり、保守管理がおろそかになれば将来再び大規模な通信障害が発生する危険性があるとして専門家が懸念しています。
5G回線により自動車にも通信機能が標準搭載されるようになってきている現在、今後自動運転が普及したとしてそんな社会でもし大規模通信障害が起きれば、大きな多重事故などにも繋がりかねません。今回の件はやがて起きる未知のIT災害の予兆かもしれないとも言われています。
また通信障害は必ずしも通信会社側に原因があるとは限りません。異常気象の多い昨今、自然災害によるトラブルも想定しておくべきでしょう。
ある軽貨物ドライバーさんは通信に依存しないアナログ的な配送をしています。
配送エリアが固定で配達先もほぼ会社・工場・店舗という業務でということですが、毎回スマホを使って地図を確認することもなく、詳細確認は紙の住宅地図のほうが便利で早いとそちらを利用しているとのことです。そんなこのドライバーさんは荷物と伝票の照合や配達完了報告などには端末を使っているのですが、10年以上前の端末など使わなかった時代に比べると「作業が増え労働時間にも影響がある」として逆に不便さを感じているそうです。
実際は誤配を防いだり、お客様の希望により答えたり、会社側でもドライバー全員の配送状況を把握できる重宝すべきシステムであるはずなのですが、古くからこの仕事に携わるドライバーさんの中には面倒に感じている人が他にもいるようです。なによりこのシステムは今回のような通信障害が起きた時、他に代替え手段がない限り致命的な問題となってしまうのも事実で、誰もが思い知ったことと思います。
通信障害が起きるとなぜ不便を感じるのでしょうか?
それは「通信」が私たちの生活の中に深く入り込んでいるからにほかなりません。
スマホやタブレット・パソコンは仕事や生活の中で常に側に置くほどですし、最近ではテレビ・冷蔵庫・クーラー等生活家電にも通信が使われています。IoT(Internet of Thing)と呼ばれ、これまでインターネットと無関係だったジャンルのモノにもその技術を利用し、遠隔操作できるようになりました。IoTは一般の家庭の便利さの追求だけでなく遠隔操作医療や無人走行等のインフラ的利用でも期待されています。
毎日使うものであったり、インフラゆえに通信障害が起きた時の影響が大きいのです。だから不便を感じるのであり、依存し過ぎていると通信障害の時一気に問題が吹きだすことになります。災害時に起きたらと考えるとゾッとしますね。
技術の進歩・発展によってすべてが完璧・便利になるわけではありません。
ご近所で助け合っていた頃とは違い、今は一人で何でもできてしまう世の中で、周りの人の手を必要としないのが当たり前といっても過言ではないほどです。しかしそれほど通信が発達しているにも関わらず誰にも気づかれずに孤独死する人も多いという矛盾を抱えてもいますよね。
カードや電子決済が使えるからと現金を持ち歩かなくてよいことが便利なのでしょうか?
普段便利だと思っているところに落とし穴はあります。
地震や洪水・新しい感染症の拡大などそういったいわゆる「自然災害」が有事なのではなく、普段利用している手段が使えなくなったらそれは自分にとっての有事です。その有事の時に自分にどんなバックアップが用意されているかを考えることが必要とされているのではないでしょうか。
危機管理は必ず自分を救うもの、通信を利用して身軽になることが重視される世の中ですが、有事に備えてしっかりと何かあった時の代替えも用意しておきたいですね。
エアフォルクグループは有事にも動じない会社づくりももちろんさらなるサービス向上を目指し、日々精進しております。
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