宅配の軽貨物ドライバーがまずおさえるべき仕事のコツ
こんにちは!千葉・東京で軽貨物ドライバーを募集しているエアフォルクグループのホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます!
軽貨物運送業の数ある案件の中で最も多く、携わっているドライバーさんも多いのが「宅配」業務です。
「個建て」の料金システムである宅配は、数をこなせばこなす程売上も比例して上がる代表的な仕事でもあります。
軽貨物運送業は業務全般に慣れるのにどんな人も平均1ヵ月~3ヵ月かかると言われています。宅配業務やこの業界自体が初めてというドライバーさんの中には「早く慣れたい」「どうしたらもっとたくさん配送できるのか」など頭を悩ませていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
それらを解決するおさえるべきポイントがあるのです。今回はあらためてそのポイントについて確認していきたいと思います。
おさえるべきポイントは3つあります。
◎配送エリアの地図を覚える
まずすべきは地図をとおして配送エリアの地形や地理、道路の構造、家屋含む建物の配置などを頭に入れることです。まったく土地勘のない場所が担当エリアであるのなら尚更絶対に省くことのできないポイントです。
業務外ですが休日など時間のとれる時に配送エリアを散策したり、車でぐるぐる回ってみたりすることがベテランドライバーさんのオススメで、そうすることでいち早く土地勘をつかむことができ、それが業務に早く慣れることにも繋がったのだそうです。都市部や住宅の密集地などでは狭い道や一方通行の道も多く通れない場所や危ない場所があったり、荷物のお届けの為に駐車できる場所の確保が必要だったりするので、あらかじめ確認しておくと業務に役立つことがたくさんあります。仕事中ではゆっくり探すことも確認することも難しいためそういった下準備は必要でしょう。
また業務中はプロのドライバーとして交通ルールをしっかり守るのも前提です。「知らなかった」ではすまないことがあることも念頭においておきましょう。
「地図はカーナビやスマホのアプリがあるから大丈夫」、本当にそうですか?
業務中に1件1件調べたり設定している時間はありませんし、カーナビや地図アプリで案内される道は最新の交通状況を加味しているものもあるとはいえ、必ずしも最も効率の良いルートとは限りませんし、配達先のお宅の正確な位置までは表示されなかったりします。そこで併用したいのが紙の住宅地図です。宅地図を作成して活用するのも配送エリアの土地勘を得るのに非常に役立ちます。
【宅地図の作り方】
➀自分のエリアの住宅地図をコピーする
➁必要なエリアをピックアップし切り貼りして1枚または数枚の大きな地図にする
➂自分の配送エリアをわかりやすく色ペンで囲む
➃役立つ情報を色分けし見やすく書き込んでいく
➥一方通行、建物の入り口、利用できる駐車スペース、地図にない新しい建物、信号、近道など
➄ラミネート加工する ※ラミネート加工すると水・カビ・埃を気にせず使える、何度も書いて消してができる
【宅地図の使い方】
➀ラミネート加工済みの宅地図に水性ペンでその日の配達先をチェックしていく
※マンションなど一ヵ所で複数件ある場合は数も記入しておくと漏れがない
番地は時計回りについているということを覚えておくと配達先を地図上で見つけやすい
➁チェックを入れたらよく確認しつつルートを決める。ルートが決まったら配達伝票もその順に並べる
➂配達完了したお宅は指でこすって消していく
このように自分オリジナルの地図を作ることで自分へのインプットにもなり、わかりやすく確認もしやすくなり効率を上げることができます。ベテランになると頭で組み立てることができるようになるそうですが、そうなっても補助アイテムとして役立つのであるととても便利です。
◎荷物を効率よく積む
荷物を無造作に積んだだけでは、お宅に到着後荷物探しで余計な時間を費やすことになってしまいます。それだけでなく、荷物の数がとても多いので、考えなしに積むと載せきれないことさえあります。
自分なりにわかりやすい・取り出しやすい積み方を試行錯誤することで、積み込みもスムーズになり、車を降りてお客様のお宅のインターホンを鳴らすまでの時間が大幅に短縮されます。
必ずしもそうしなければいけないわけではありませんが、効率よく取り出すために積み込む時意識すべきコツとしては次のようなものがあります。
・住所や時間指定などから荷物をグループ分けする
・配達順の後ろの方を荷台の奥に、はじめの方を取り出し口すぐの荷台手前に積み込む(配達順後ろから積み込む)
・配達伝票に荷物の特徴をわかりやすい一文字や記号でメモっておく
・封筒物はBOXにまとめて助手席やデッドスペースを利用する
・台車を載せるスペースを取り出しやすい位置に確保する(手を加えて専用スペースを作るのも可)
また荷物そのものに配慮したり無駄なく積荷スペースを使い崩れにくくするためのコツもあります。
・重い荷物は下に配置する
・なるべく同じ形の荷物でまとめる
・高さのあるもので横にしても差し支えないものは横にして積む
・隙間を無くすように積む
どういった荷物が多いかや、取り出し口をいくつ使うかによっても積み方は変わってきます。積み方についても自分オリジナルを作りあげましょう。
◎お客様の状況を研究すること
一番の効率化は再配達を減らすことです。朝や夜しかいないお客様のお宅に日中伺っても時間の無駄になってしまいます。『不在⇒再配達』を繰り返すと配送効率は下がるので、なるべく1度目の配達でお渡しできることが理想です。
現在は「置き配」という受け取り方法も可能になったことで、再配達が減少したのも事実ですが、「置き配」は配送する側も受け取る側のお客様も様々なリスクを負うことになる方法でもあります。置き配指定なら時間かまわず置いて行って良いというのではなく、プロとしてはリスクを減らすためできる限り置きっぱなしの時間を少なくしたいと考えますよね。
その為の一番の近道が自分の配送エリアのお客様の在宅状況を徹底的に知ることです。例えば「1日中家族のどなたかが在宅している」「〇曜日は日中もいらっしゃる」「基本夜でないといらっしゃらない」「会社や店舗の定休日」などです。もちろん何回通ってもまったくパターンがなく不定期なお宅もあるとおもいますが、在宅状況の把握できるお宅がまったくないということもないと思うので、その分確実に空振りを減らすことができるはずです。
コミュニケーション能力に自信のあるドライバーさんはお客様との荷物受け渡し時の会話から在宅傾向をうかがい知ることもあるのだそうです。ネット社会が進み、端末の活用などで直接お客様とやりとりする機会は減っているかもしれませんが、どんな社会になっても円滑に物事を進める為にやはりコミュニケーションはかかせないものなのだとも感じますね。
宅配に限らず、軽貨物運送業に限らず、仕事のできる人というのは仕事そのものの知識はもちろん、関わるお客様の需要や地域の特徴、社会の傾向、他の会社の状況などいろんなことに精通していて経験も多い人であると思います。そしてその知識や情報をどのように使い工夫するかは自分次第ですが、基本的に一人で業務を行う仕事である軽貨物運送業はその工夫を自分の思うとおりにすぐに実践することができる仕事でもあると思います。
まずは先輩たちを見ながら上記にあげたポイントを実践し、そしてゆくゆくは自分はこんなことを意識して業務をスムーズにこなしていると言えるようなベテランドライバーを目指しましょう!
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