雪の日の車関わる対策を再確認しよう
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2月5日は関東で大雪になりました。東京都心での積雪は2022年以来2年ぶりとのことで、多くの鉄道や航空が計画的にであったり状況をみて運休となり、高速道路も通行止めが相次ぎました。高速道路に至っては、かいた雪をその場においておけないという事情から除雪作業に時間を要し、二日後の7日になってもまだ通行止めや規制のとけない場所があった程で、久しぶりの積雪の影響はやはり大きいものがありました。
「雪にとても弱い首都圏」と言われますが、そう言われてしまう理由には車に関して降雪地帯の人が驚いてしまう次のような行動もあるようです。
▽サマータイヤのまま走ってしまう
何の準備もなしに雪や凍結を甘くみていつもどおり車で出てしまう人が意外と多いです。気温が7℃くらいになるようになったら冬タイヤへの交換時期と言われていて、首都圏でも12月ごろには7℃以下になる日がでてきますが、降るか降らないかという程度の首都圏では決まった時期に冬タイヤに履き替えない人も、そもそも冬タイヤを所有していない人もいて、さらに雪に対する認識も甘いため雪の日にサマータイヤで出てしまう人もいるのでしょう。これは雪国の人からすれば信じられないことです。
▽チェーンが装着できない
チェーンを携帯する人はいますが、チェーンを装着したことがないという人が多いのも事実です。雪が降り暗く路面状態も悪い中かじかむ手でチェーンを装着するのは非常に難しいものがあります。何度も練習をしておくことが必要でしょう。またチェーンは一つに大抵タイヤ2本分しか入っていません。そのため駆動輪に装着する必要があるのですが、自分の車は前と後ろのどちらが駆動輪かさえわからない人もいるのでしっかり確認しておきましょう。
▽四駆やオールシーズンタイヤの性能を誤解している
路面と接しているのはタイヤだけですから、タイヤのグリップ力が命です。四駆でも雪や凍結に対してはサマータイヤでは全く意味がありませんし、オールシーズンタイヤは「予想外の積雪にある程度対応できるもの」であって万能ではないということを肝に銘じておきたいですね。
▽冬タイヤやオールシーズンタイヤを履いているからと普段通りの運転をしてしまう
どんなに性能に優れた冬タイヤであっても雪の積もった道や凍結した道の走行に油断は禁物です。非降雪地帯においては前述のとおり走っているすべての車両が冬タイヤを履いているとは限りません。事故を起こさないのはもちろん、事故に巻き込まれないためにも冬タイヤやオールシーズンタイヤを履いていてもいつもより慎重に運転し、高速道路や凍結しやすい場所は通らないようにしましょう。
▽歩行者は車が停まってくれると思い込んでいる
信号が青になるとすぐ何の確認もせずに渡り始めるような歩行者がいますが、普段から自分の身を守るための予測は必要です。雪の日なら尚更、停まりたくても停まれない車もあるかもしれません。安全確認を怠らないことが事故に遭わない秘訣です。
今回の大雪でもまた上記のようなことから起こってしまったのではないかと思うような事故がいくつも見受けられました。
雪の中の運転も仕事上仕方がないという方もいらっしゃると思いますが、その場合は充分な準備と装備が必要になりますし、急ぎではない又は可能であるなら、できるだけ車を使わなくでよい方法を取ったり、あらかじめ日程や時間の調整をするなどして雪の当日やその影響の残るうちは「車に乗らなくてよい」状況を作りたいものです。
もし雪道を走らないといけない時、冬タイヤを装着していることは当然として、その他にも以下のようなものを車に搭載しておきましょう。
・チェーン&ジャッキ ・雪用の軍手&長靴
・懐中電灯 ・雪かき用スコップやスクレーバー
・毛布やブランケット ・非常用食料と飲料水 ・携帯電話のバックアップ電源
冬タイヤを履いていても、道路によっては全車チェーン装着規制をしかれる場合もありますので、チェーンは忘れないようにしましょう。又チェーンの装着に必要な道具や装備の他、万が一雪や事故で立ち往生することになった時のことも考え、食事や暖をとる手段まで準備しておくことが大切です。
雪の中や雪の積もった後を走行する時、怖いのは一見道路上に雪や氷が無いように見えてじつは薄っすら凍結している場合などです。一度溶けた雪がカチコチに凍ったアイスバーンも怖いですね。晴れの日と同じ運転をすれば簡単にスリップしてしまいますから、常に路面の状況には気を配りたいです。見た目だけでなく、現在の気温や風、すっかり乾いているのかどうか、凍結しやすい場所かどうかなどから総合的に路面状況を判断した上で、「急」のつく運転・・・急加速・急ブレーキ・急ハンドルをせず、速度を抑え気味にすることを心がけましょう。危険を予測したり認識した時「大変危険だ」と判断したら「止まる・引き返す」勇気も大事です。
雪が降っている時は視界もかなり悪くなります。日中も薄暗く感じたり、白くもやって見渡せる範囲が狭くなります。それにもかかわらずライトをつけていない車を多数見かけました。事故を起こさないためにライトをつけるなどして自分の存在をアピールすることはとても重要です。足元だけでなくそういった所にも気をつけたいですね。
雪がこれからたくさん積もりそうな場合の車を駐車させる時のポイントもあります。首都圏では雪深いことはそう多くありませんが、先日のような突然の大雪や降雪地帯へ行った時のためにも覚えておきましょう。
〇なるべく平坦な場所に駐車する
〇マフラーが雪で詰まると一酸化炭素中毒になる可能性があるので雪の山ができる場所や雪の壁には近づかないようにする
〇凍結する恐れがあるので駐車ブレーキを引かずに輪留めをする
〇ガラスに撥水剤を塗っておくとウィンドウの凍結防止になる
〇ワイパーブレードはたてておく
〇落ちてくる雪やつららの被害を避けるため木の下や建物の屋根のすぐ側には駐車しない
〇ドア内部を濡れたままにしておくとドアが凍結してしまうことがあるので水分は拭きとっておく
〇ドアのカギ穴が凍ることもあるので解氷剤を用意しておくとよい
今回の首都圏の大雪でみなさんは「失敗した」と思うことはありませんでしたか?もしそのようなことがあったのなら、次は同じことを繰り返すことのないよう事前に対策したり準備できるようしっかりと心にとめておきましょう。
基本的には今季は暖冬で冷え込みも例年に比べれば少なく、数日後には今度は4月並みの温かい日がやってくるそうですが、過去には関東で4月に雪が降った年もありまだ油断はできません。今回の経験をまた糧に、日々の天気予報をチェックし、早め早めに手を打っていけるようにしていきたいですね。
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