ビタミンDをとろう
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ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨や歯など身体づくりをサポートするビタミンです。じつはそれだけにとどまらず、免疫のバランスを調整し過度な免疫を抑える働きをしていることも最近の研究で分かってきています。
このビタミンDを得るには「ビタミンDを含む食品から摂取する方法」と「皮膚が日光に当たることで合成・産生する方法」の二つがあります。
ビタミンDを含む食品は限られていて、含まれている量が比較的多い食品としては魚類と干したキノコ類があげられます。
例:サバ、マグロ、サンマ、ニシン、イワシ、カレイ、紅鮭、しらす干し、いくら、干したシイタケやキクラゲ等
なおビタミンDが不足すると次のようなデメリットがあります。
▽カルシウムを摂っても骨が強くならず、骨軟化症・骨粗しょう症や子供ならくる病を発症する可能性や骨折のリスクが高くなる。
▽筋肉も弱くなり転倒とケガのリスクが高くなる。
▽風邪やコロナウイルスなどの感染症に対する免疫力が低下する。又かかった時重症化しやすくなる。
▽アレルギーが起こりやすくなる
▽ガンを含め心血管疾患・神経筋疾患・自己免疫疾患などの発祥のリスクが高まる。
日本は日照に恵まれており、魚を食べる機会も多かったため、これまでビタミンD不足はあまりないとされてきました。しかし近年、日本人のビタミンD不足が問題としてあげられるようになっています。
2013年の大規模調査では日本人の81.3%がビタミンD不足と言われました。さらに今年6月、東京慈恵会医科大学などの研究で2019年4月~2020年3月に東京都内で健診を受けた人約5500人を対象に血液中のビタミンD濃度を調査した結果、その対象となった人たちのなんと98%にビタミンD不足があることが明らかになりました。これは日本人ほぼ全員がビタミンD不足といっても過言ではないということを示しています。
加えて、測定されたビタミンDのほとんどが動物由来(日光による産生含む)のビタミンD3で、植物由来のビタミンD2はほとんど検出されなかったという特徴と、若年層ほどビタミンD不足の割合は高くなっているという傾向もわかりました。
研究によってビタミンDが免疫の働きにも関係しており、コロナウイルス流行の中で罹患時の重症化にもビタミンDが関わっているなどわかったことで、ビタミンDの不足・充足に世界的に関心が高まっているにもかかわらず、必要基準範囲が確立されていないことが課題であるということも明確になりました。
日本人のほとんどがビタミンD不足をかかえることになった原因は・・・
・昔ほど魚を食べなくなったこと含め伝統的な食品の摂取が減少したこと
・日焼けを嫌がり、日に当たることを避ける人が増えたこと。又、屋外にいる時間が短い人も増えたこと
という食事と生活の変化によるものだと考えられます。
ではどのような対策をすればよいのでしょうか?
◎意識してビタミンDを多く含む食品を上手に食事の中に取り入れましょう
【100gあたりの含有量(㎍ マイクログラム)】
乾燥キクラゲ 85㎍ 干しシイタケ 17㎍ 卵 3.8㎍
焼いた鮭 38㎍ 焼いたサンマ 13㎍ しらす干し 61㎍
厚生労働省がすすめるビタミンDの一日の摂取量の目安は8.5㎍ですので、1匹正味100gであるサンマを1匹食べれば一日の摂取量に足りるということになりますね。
◎日光を浴びる時間を作りましょう
ビタミンDを産生するにも活性化させるためにも皮膚に紫外線を当てることが必要です。日焼け止めはビタミンDの産生もブロックしてしまいます。日焼け止めは塗らずに(一部分塗らないでもOK)一日10分くらいは散歩や洗濯物を干すなどで日に当たるのが効果的です。
※ビタミンDサプリメントの活用
サプリメントもあります。ビタミンDのサプリは骨折予防などに有効と証明する研究がまだ少ないため、医師にすすめられている人以外とる必要はないとの意見もあるようですが、食事の欧米化や都市部の生活で日常的に日光を浴びるのが難しいという人もいますし、頼り過ぎず上手に活用することが大切です。ビタミンDのサプリを毎日取り続けた人はガンの種類に関係なく死亡率が12%も減少したというデータもあります。
ただし何事もやり過ぎはよくないように、ビタミンDもたくさんとれば良いというものではありません。過剰に摂取しすぎると初めに食欲不振・吐き気・嘔吐といった症状がでて、次いで筋力の低下や神経過敏・高血圧へと繋がっていきます。血液中のカルシウム濃度が上がるので、カルシウムが腎臓や血管・肺・心臓など体中に沈着、不整脈・腎結石・尿結石などを引き起こす可能性があります。特に腎臓は永続的に損傷を受け機能不全(腎不全)になる場合もあります。(ビタミンD中毒)
成人(男女ともに18歳以上)で一日の上限は100㎍までと設定されています。
現在、コロナだけではなくいつもより早いインフルエンザの流行や子供だけに限らないプール熱などたくさんの感染症が流行しています。このような状況になっているのはこれまでのコロナ禍の生活による影響が大きいとは思いますが、日本人のビタミンD不足もまったく関係ないとはいえないでしょう。この感染症が蔓延している今を乗り切り、乾燥する冬本番になってからも自分を守る一つの方法として、ビタミンDを毎日適度に摂ることを意識し、健康を維持していきましょう!
軽貨物運送業には様々な業務があり、自分にあった形態を選ぶことができるのも一つの大きな特徴です。どの業務であっても体が資本であるため、自然と生活の中で自分の健康についても意識することが身につきます!