熱中症対策の再確認
こんにちは!千葉・東京で軽貨物ドライバーを募集しているエアフォルクグループのホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます!
梅雨明け前から続く酷暑・・・今年は本当に異常とも言える暑さが連日続いていて、命の危険すら感じるほどです。外や冷房のない場所で働く人にとっては一段と厳しい季節になりました。
ニュースや身近なところで見たり実際経験して、『熱中症』の怖さを改めて実感している人も多いのではないでしょうか?熱中症は意識障害を起こすほどの重度になれば命を失う危険もありけして軽視できないものです。
すでに熱中症対策については耳にタコができるほどお聞きとは思いますが、もう一度具体的な対策やならないようにするには何が大事なのかを軽貨物ドライバーの視点から確認しておきましょう。
そもそも軽貨物ドライバーの熱中症は・・・
ある程度の力仕事を伴うので体が熱を発し熱中症リスクは高めです。また熱い外と涼しい車内や建物内を行き来することが多いため
、大量の汗をかいていることにも気づきにくいなど脱水になりやすく、さらに体温調節機能がおかしくなって自律神経失調症になる危険性もあります。なにより日々業務を一人で行うため、万が一倒れても気づかれにくいというデメリットもあります。昨今の暑さはベテランドライバーでも危険を感じるほどであり、しっかりとした対策が必要です。
[具体的な熱中症対策]
◎水分補給
充分な量の飲み物を用意して、のどが渇いているいないに関わらず自分なりのルールを決めて定期的にこまめに水分を取るようにします。水などと一緒にスポーツドリンクや経口補水液、塩飴・塩タブレットなども同時にとるようにして下さい。カフェインの入っている飲み物は利尿作用があるためできるだけ避けます。それらを飲んだ場合は必ずカフェインの入っていない飲み物も飲むようにしましょう。
トイレに行っている暇がない又はトイレがないなどで水分を控える人もいますが、この時期は絶対にNGです。
コストの面も考慮するなら、飲み物は家から大型の水筒やペットボトルに水を入れて凍らせたものを持参するのが良いです。
ちなみに経口補水液も自宅でつくることができます。⇒水1000㎖+塩4g+砂糖40g
◎体を冷やす
前述したとおり大きな温度差がある所を行き来するのは体に良くないので、車のエアコンの温度は高めに設定するか窓を開けた状態でエアコンを使用します。その分保冷剤や冷感タオル・冷却シートなどを使って、休憩時や業務の合間に首や脇の下などの大きな血管の通っている部位の他、足も冷やし体温が上がり過ぎないようにすると効果的です。
クーラーBOXや保冷バッグを用意し車内にそれをおけるスペースを確保すると、保冷剤を長持ちさせることができ飲み物や冷感タオルなども冷やしておけるので尚良いです。
保冷剤や水を詰めたペットボトルなどは、冷凍庫に入れた翌日に使うのではなく一日寝かせると融けづらくなり持ちがよくなるので3セット用意できるといいですね。
◎インナーウェアの選択と着替えの用意
意外に思うかもしれませんが、体調の管理にはインナーウェア(下着)の性能や着替えは重要です。接触冷感や大量の汗さえも急速に発散させる吸水速乾、吸湿放湿、お客様の前でも安心な抗菌防臭などの機能がついているものから自分にあったものを選び着用すると良いです。
値が張る場合もありますが、インナー1つで悩みが解決したというドライバーさんの声も多くあります。
それでも蒸れて暑くなってしまうこともあるので、インナーウェアや靴下の替えも用意しておくと安心です。
◎マスクは外せる場面では外す・冷感スプレーなどを利用する
現在、コロナは全国的に感染者が増えています。今は着用の義務はないもののマスクをつける必要のあることもでてくるかもしれません。
夏場のマスクは熱もこもりがちになり着用しているのがつらいですよね。肌が荒れるという人もいます。周りに他の人がいない場合の休憩中や荷積み・荷降ろしの時などマスクを外しても差し支えない所では外しましょう。マスクに吹きかけて使う冷感スプレーや汗を吸うようにガーゼなどと合わせて使うという方法もあります。今はいろいろな機能のマスクもあるので、もちろん最優先は感染予防ですが、お気に入りのものや涼しく使用できる方法を探してみるのもよいかもしれません。
◎プライベートでの自己管理
万全な態勢で業務に臨むためにはときに生活習慣から見直す必要もあります。熱中症含む様々な体調不良にはいろんな要因が複雑に絡んでいるからです。
熱中症予防のためにも、朝食はしっかり食べる・睡眠時間は充分とる・喫煙や飲酒は控える・疲れをより残さないためにゆっくり風呂で湯舟につかるようにするなど、自分の健康にも直結することですし、いつも以上に意識するようにしましょう。
他にもこんな先輩ドライバーオススメの暑さ対策があります。
[ビニールカーテンを使用する]
車の座席と荷室との間に設置することで、隙間はできてしまうものの冷房の効率化に一定の効果が期待できます。ただ、後ろの視界が悪くなることと、座席後ろ付近の荷物が若干取り出しづらいというデメリットもあります。
[ポータブルカーファンなどを使用する]
こちらも冷房の効率化に効果が期待できる方法で、エアコンと併用する形で風量を1~2段階アップした涼しさに感じられます。
[エアコンの吹出し口に取り付けるタイプのスマホホルダーの利用]
スマホの地図アプリはドライバーにとって必須アイテムですが、ダッシュボードにホルダーがある場合などだとスマホが高温になり不具合を起こすこともあります。エアコンの吹出し口に取り付けるタイプであれば、エアコンの風がスマホにあたり高温になるのも防いでくれます。
しかし、この酷暑では上記のようにいろいろ意識して工夫していても熱中症を防ぐことができない場合があるかもしれません。
熱中症の初期症状はめまいや立ちくらみ・筋肉痛や筋肉の硬直です。こういった症状がでた時には、無理せず涼しい場所で冷やしながら安静にし、水分と塩分を補給しましょう。
頭痛や倦怠感・吐き気などがある場合はすでに熱中症の中度になっていることになります。安静にしても状態がよくならない場合は病院へいきましょう。
「仕事が・・・」と気になると思いますが、無理をして命を落とすことになっては元も子もありませんし、運転中に意識障害など起こすことがあれば他の人をも巻き込んだ大事故に繋がりかねません。熱中症で倒れてしまったことがもとで契約解除や解雇になってしまうこともあります。
このようにいくつもの対策はありますが、一番大事なのは本人の意識です。
上記のような大きなリスクがこの時期加わることを念頭に、ここでもプロ意識を発揮してこの暑さの中でもお客様に荷物を笑顔で正確にお届けできるよう一層気を引き締めていきましょう。
とっておきの暑さ対策を知っているベテランドライバーもいるかもしれません。先輩ドライバーに聞いてみましょう!エアフォルクグループはそういう会話もできる職場です!