「ダークストア」とは?
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「ダークストア」という言葉を聞いたことがありますか?
ダークストアとは、通常も店舗と同じように商品が陳列されていますが、配送の拠点としてのみ存在し、商品を販売する機能を備えていない店舗のことです。ダークは暗いや悪いの意味ではなく、顧客がそこで買い物をしないというニュアンスを表しています。デリバリーも行っているスーパーなどは該当しません。ただ厳密な定義はないため、注文した商品を受け取るスポットは含まれる場合があります。ダークストアには配達員が待機しており、アプリからの注文が入ると商品をピックアップしてすぐにデリバリーします。ネット&デリバリーの新しいビジネススタイルである「クイックコマース」(オンライン注文から数十分以内に商品を届けてくれるサービス)の仕組みの一つです。
ダークストアの発祥はイギリスと言われています。買い物にいく時間がないという共働き世帯に向けて2000年代初頭大手スーパーがネットスーパー事業に参入、当初は実店舗から商品をピッキングして発送していましたが、増える注文数に対応するためダークストアを設置したのがはじまりです。その後欧米に拡がり、日本では2015年にセブン&アイホールディングスがネットスーパー専用店舗を東京の西日暮里に設置したのが初めてだそうです。
ネットショップの増加やコロナ禍により実際の店舗から客足が遠のき経営が苦しくなるケースも少なくなく、対面式の販売店を有効活用したいという風潮が強まったことにより、このダークストアに注目が集まり、スーパーの大手チェーンでは従来型の店舗+ダークストアで展開していく所が増えました。閉店を考えるような状況にある従来型店舗もダークストアとして再利用することで収益化が期待でき、用途転換にコストはかかるものの、廃業を回避したり負債を残さずにすんだりすることがダークストアの魅力の一つとして挙げられています。⇒『既存店舗の有効活用』
ここで具体的にダークストアを使っているクイックコマース企業を挙げてみましょう。
〇Uber Eats Market
一言でいうとデリバリーコンビニ。コンビニで売ってる商品を注文から30分以内に自宅やオフィスにお届け。1100以上のラインナップを揃えており、食品、美容・衛生用品、日用雑貨、生鮮食品や冷蔵・冷凍食品、さらにコストコの商品も取り扱っている。
〇OniGO
日本のベンチャー企業がスタートさせた宅配専門スーパー。名前の由来は「鬼ごっこ」で時代やユーザーのニーズに追いつけという想いから。年中無休で営業時間は10時~22時。最大の魅力は注文から10分以内で配達するところ。配達員は電動アシスト自転車を使用。
〇Quick Get
こちらはデジタルコンビニ。食品やお酒・日用品まで注文から30分以内にお届けする。専用倉庫には高級スーパーのワインや近隣の飲食店から仕入れた弁当なども含め1000点以上をラインナップ。
ダークストアは「注文から配達まで時間かかる」「食料品を扱いにくい」という『通販サイトのデメリットを補完』しています。
どれも今はまだ東京都の一部でのみ利用可能となっていますが、他にもいくつもの企業がこの業界へと参入していますし、空き店舗なども全国的に増えていますので、利用できる地域は増えていくものと思われます。
ネットスーパーともよく似ていますよね。しかしその大きな違いはやはりその「配達時間」にあります。
ネットスーパーは実店舗で商品を確かめることもできますが、配達時間は1日4回など大まかで、午前中に注文した品物が夕方に届くようなイメージです。また最低注文料金が設定されているところも多いです。一方ダークストアはアプリ注文すると10~30分で配達されるという『即時性』を持っています。また料金の縛りもなく一点からでも注文は可能なのでその点でネットスーパーより便利です。『商品の値段もスーパーと変わらず、配達料金も安い』です。
もちろんダークストアにはデメリットもあります。
通販サイトの物流センターなどの比べるとダークストアは小さい店舗や倉庫のため、取り扱える商品の種類や個数に限界がありますし、即時配達ゆえその1店舗がカバーできる範囲が狭いという欠点があります。
また物流業界の人手不足は以前からの深刻な問題であり、それはダークストアにおいても同じで、配達員の人手不足が課題の一つとなっています。
このようなダークストアはすべての分野において進んでいくことが予想されています。実店舗があることが当たり前の時代から、実店舗を持っていることが贅沢で特別となり、さらに実店舗を出す意味が問われる時代になっていくでしょう。
インターネットの利用が当たり前になりコロナ禍を経て、ますますいろいろなビジネスやその仕組みが台頭してきていますね。これからもこういった動きには注意を向けていく必要がありそうです。
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